2014年9月11日
弄月(ろうげつ)町
伊達には「弄月町」(ろうげつちょう)と言う地名があります。
「もてあそぶ月」とはなんとも優美な名前です。
弄月の近くには、月山神社という神社があり
何やら「月」に縁のある場所なのでしょうか?
一度、帰宅中に晴れてた海の穏やかな満月の夜。
海沿いの道を走っていると
噴火湾に月光が映り、それはきれいな光景で、
思わず車を止めて見た覚えがあります。
いつか、ちゃんと写真を撮り
「ブログに書いてみんなに教えてやろう」と思って、
満月のたびにカメラを持って
シャッターチャンスを狙っていたのですが、
腕が悪いのでうまく撮れないし。
だいたい、満月の日に晴れていて・海が穏やかで
しかも伊達方面から見て、月が海側の低い位置にあるなんて
めったにお目にかかれません。
この写真は先月のスーパームーン前日にテストで撮ったもの
「明日はここから撮ってやろう!」と思ったら大雨
来月は絶対撮ってやると意気込んていたら。
嘯風弄月(しょうふう-ろうげつ)という4字熟語があり
意味は、「風に吹かれて詩歌を口ずさみ,月をながめること」。
ぶっちゃけ「月を肴に酒を飲んだり、歌をうたったりすること」なのかな?
伊達家ゆかりの佐藤脩亮(さとうしゅうりょう)という歌人が、これにかけ
「出ずるより 入るまで空に あくがれて月もてあそぶ 秋やいく秋」
という歌を読んだことから「弄月町」の由来になったそうです。
てことは、「お月見するにはいい場所」ってことが
町の名前に すでに書いてあるんじゃん!
かくして、今週の十五夜、スーパームーン、月はきれいに見えたのですが、
伊達方面で海に月光が映り込む時間帯は明け方だったので、
今回も満月の光が海に映るのは撮れずじまい。
「もてあそばれて」いたのは 月なのでしょうか?
私が「つき」にもてあそばれているのでしょうか?・・・(泣)
秋の夜長、皆様はいかがおすごしでしょうか?