2012年7月7日
お好きにお寿司 第6回
伊達和さび お問い合わせ係 松川勘八です。
本日はソイの話の3回目です。
■ ソイを煮付に
インターネットで検索すると
ソイは鮮度が落ちると、とたんに味が悪くなる魚だそうで
鮮度がよければ刺身や寿司が絶品で煮付や鍋も美味しいとのこと。
塩焼きやカルパッチョもいける・・・?
新鮮であればどう調理しても美味しいってことでしょうか?
刺身や寿司なら和さびで食べればいいじゃん。
煮付は真空パックにして室蘭名物として商品化されてそうだ。
メバル科なら「煮付がおいしい」は納得。
煮付に良い型のソイが近所のスーパーで売ってたのでチャレンジ!
ソイには背びれや胸びれなのどに毒のある鋭い棘があります。
これが刺されるとジンジンとした痛みを長時間伴います。
厳密にはソイが毒をもっているのではなく、棘に付着する雑菌が猛毒で
刺されると傷口から雑菌が体内に入るからだそうです。
(すごく痛いし腫れるし治りにくいのは変わりませんのでどっちでもよいですが)
和さびの職人もうっかりやっちゃうこともあるので
皆様も十分ご注意ください。
そこで松川は考えた「事前に棘をハサミで切っちゃえ!」
それからさばいて血合い取って煮付たらどうよ!
我ながらいいアイデアだ!即実行!
やった!棘を気にせず調理!味も旨い! 次の日さっそく社長に報告
松川「昨日ソイ買ってきて煮付たらすっごく美味しかったです」
「棘をハサミで切ったらさばきやすかったです、ソイ持って来るときから
棘切っちゃうっていい考えじゃないですか?」
社長「ばか!うちは ”活”で扱ってるんだ! そんなこと出来るわけないだろ!」
ふと見ると水槽でソイが泳いでいる・・・・。
松川 「そうですね」反省・・・。
「じゃあ社長は運ぶ時よく棘に刺されるんじゃないですか?」
社長「注意はしてる」「扱い方が分かれば刺されない!」
松川「さすがですね!」
社長「HaHaHa! そうだろ」
ソイは鮮度が大事、和さびはソイを”活”で扱ってます!
<おしまい>